エクアドルのキト

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００６年１０月

　キトは南米エクアドルの首都である。　ラン・ナラ・キョウは中学生だから知っていると思う。　小学校高学年のケイ・ヒロ・ユウももしかしたら知っているかもしれない。　低学年のレオ・ミオ・サラは知らないかな。　保育園児のリュウは知らないよね。　大人でもエクアドルもキトも知らない人もいると思う。　正直に言うと、ふうちゃんも行ってみるまでは、どんな所か全然知らなかったんだ。

　エクアドルは太陽の通る道「赤道」の真下にあるんだよ。　「エクアドル」というのはスペイン語で「赤道」という意味なんだ。　赤道直下の国だから暑い暑いに違いないと思うでしょ？　ところが日光が当たると暑いけれども、雨が降ったり曇ったりすると寒いんだよ。　Ｔシャツ・セーターの上にジャンパーまで着たりしてね。　キトは標高２８００ｍだからねぇ。　ふうちゃんが滞在した１月末から５月までは雨季だったから曇りや雨の日が多かったんだ。　雨季といっても日本の梅雨のように１日中降り続くことはなく、午前とか午後に１時間か２時間降るんだ。　雨がふっても傘を差す人はあまりいないんだ。